整形外科ではすべての疾患の診療をしております。当科の代表疾患は以下のとおりです。
【上肢の外科疾患】
手外科センターで診療いたします。
【脊椎疾患】
平成24年10月に開設しました、脊椎外科にて対応いたします。
<脊椎外科の基本方針>
「痛みを和らげ、患者様に夢と希望を」をモットーにひとりひとりの患者様にふさわしい治療法を選んで、患者様が納得された治療を脊椎外科専門医が中心となり提供します。
手術治療(詳細はこちらをクリック)は体に負担の少ない方法を心がけており、基本的に顕微鏡を使用し、安全、確実性の高い手術方法を行っております。手術に要する入院期間は5~14日間です。疾患によっては手術の前に1泊2日の検査入院を行うこともあります。
<脊椎外科で取り扱う症状>
腰痛、脚のしびれ痛み、歩行障害(間欠跛行)、腕、手のしびれ、頸椎の痛み、手の使いづらさ
<脊椎外科で取り扱う疾患>
頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、黄色靭帯骨化症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎分離症、脊椎変形、脊椎圧迫骨折、骨粗しょう症性椎体骨折、脊椎外傷、脊椎損傷、腫瘍、関節リウマチに合併した脊椎疾患など。
<設備>
MRI、CT、手術用顕微鏡、Metrix低侵襲ヘルニア摘出セット、外科用レントゲン透視装置
- 【骨折・捻挫】
交通外傷、労働災害など大きな外傷から日常の軽い打撲まで幅広く治療します。
大腿骨近位部骨折は年々増加し、高齢化する傾向にあります。
致命的な外傷になりかねませんので、早期手術・リハビリテーションにより、早期の社会復帰を目指します。また、地域連携パスも導入し、急性期の治療が終了した後にも近隣の医療施設と連携して転院後にもリハビリを含めた治療にあたっていただきます。 - 【変形性関節症】
中高年になって膝や股関節の変形により痛みを起こす病気です。初期では生活習慣の改善や、運動療法、薬物療法などの保存的治療で症状を軽くすることが出来ますが、骨の変形が進行した方には矯正骨切り術や人工関節置換術などの手術を行っています。 - 【関節リウマチ】
手足の関節が腫れて痛くなる病気です。
朝のこわばりが特徴的で、中年以降の女性に多く見られます。
内服薬による治療が中心になりますが、抗リウマチ薬による治療で十分な効果が得られない時には、生物学的製剤を導入しています。
治療方針の策定後は病診連携にてかかりつけ医に紹介させていただき治療を続けていただきます。関節の変形により日常生活が不自由になった方には、人工関節置換術などの手術をお勧めします。 - 【スポーツ障害】
発育期から高齢者まで、スポーツによるさまざまな障害(故障)や外傷(けが)があります。スポーツに対する注意点や指導をするとともに、手術が必要な時には、主に内視鏡(関節鏡)を用いた手術を行っています。 - 【骨粗鬆症】
日本には約1,000万人の患者さんがいると推定されています。高齢者や閉経後の女性に多くみられる他、関節リウマチなど病気に伴っても起こります。骨粗鬆症になると軽微な外傷で骨折を起こしたり腰痛の原因になりますので、最新の骨密度測定装置や血液検査で診断し治療方針の策定を行っています。治療方針の策定後は病診連携にてかかりつけ医に紹介させていただき治療を続けていただきます。
リハビリテーション
骨関節、脊椎の外傷や手術後のリハビリテーションには専門のPT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語療法士)が治療にあたります。
施設基準 運動器リハビリテーションⅠ
リハビリテーションのページを御参照下さい。
手術
手術件数
2020年度: 1,266件
2019年度: 1,493件
2018年度: 1,211件
施設認定
- 日本整形外科学会専門医制度研修施設
- 日本手外科学会認定研修施設
- 日本リウマチ学会教育施設