診療方針
湘南西部医療圏に位置する地域支援病院として、平塚、茅ヶ崎、大磯、伊勢原、秦野の近隣医療機関はもとより横浜、逗子、鎌倉、藤沢、大和から足柄、小田原までの広範囲の医療機関と連携して診療を行っています。
当院は急性期病院でありますので治療の主体は手術的治療になります。従って、診察の結果保存的治療で治療可能な場合は医療連携を行っています各地域の診療所の先生をご紹介して治療を進めて頂きます。手術が必要な時は体に負担の少ない方法(最小侵襲手術)や、国内外で評価された方法や当院で開発した治療法を行っています。また、当科では臨床治験などの先進医療も積極的に進めております。
診療としては四肢の外傷・疾患、リウマチ疾患、関節疾患、脊椎疾患、スポーツ障害を中心に行っていますが、急性期病院の特徴である四肢の外傷が最も多く見られます。その中でも手外科を中心とした上肢の外科が診療の重点となっており、広範な地域より紹介頂き診療にあたっております。3テスラMRI、64列CT、全身の骨密度の測定可能なDEXA、高解像度手術用透視装置、ハイビジョン関節鏡など先進医療機器を導入し最良の医療を提供しています。手術と共に重要な治療がリハビリテーションです。
当科では週に1回整形外科医とリハビリテーションのスタッフで入院患者様を回診しカンファレンスを行うことで治療方針の策定や変更などを決定しています。
診療は混雑しており待ち時間が増加しております。初診は紹介を基本としておりますので、出来るだけ紹介状を持参して来院頂きますようにお願い致します。初診は、紹介状をお持ちの患者様を優先診察としていますので紹介状のない患者様は待ち時間が長くなりますことご了承下さい。再診も原則予約制となりますのでご了承ください。
手外科センター
平成21年4月から、手の診療を中心とする上肢外科を専門とする手外科センターを開設しております。上肢の怪我、痛み、しびれなどの上肢の疾患でお困りの方は受診下さい。上肢の外科を専門とする4名の医師が専門性を生かし、診察にあたらせていただきます。
主な対象疾患と診療内容
整形外科ではすべての疾患の診療をしております。当科の代表疾患は以下のとおりです。
上肢の外科疾患
手外科センターで診療いたします。
脊椎疾患
平成24年10月に開設しました、脊椎外科にて対応いたします。
脊椎外科の基本方針
「痛みを和らげ、患者様に夢と希望を」をモットーにひとりひとりの患者様にふさわしい治療法を選んで、患者様が納得された治療を脊椎外科専門医が中心となり提供します。 手術治療は体に負担の少ない方法を心がけており、基本的に顕微鏡を使用し、安全、確実性の高い手術方法を行っております。手術に要する入院期間は5~14日間です。疾患によっては手術の前に1泊2日の検査入院を行うこともあります。
脊椎外科で取り扱う症状
腰痛、脚のしびれ痛み、歩行障害(間欠跛行)、腕、手のしびれ、頸椎の痛み、手の使いづらさ
脊椎外科で取り扱う疾患
頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、黄色靭帯骨化症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎分離症、脊椎変形、脊椎圧迫骨折、骨粗しょう症性椎体骨折、脊椎外傷、脊椎損傷、腫瘍、関節リウマチに合併した脊椎疾患など。
骨折・捻挫
交通外傷、労働災害など大きな外傷から日常の軽い打撲まで幅広く治療します。
大腿骨近位部骨折は年々増加し、高齢化する傾向にあります。
致命的な外傷になりかねませんので、早期手術・リハビリテーションにより、早期の社会復帰を目指します。また、地域連携パスも導入し、急性期の治療が終了した後にも近隣の医療施設と連携して転院後にもリハビリを含めた治療にあたっていただきます。
変形性関節症
中高年になって膝や股関節の変形により痛みを起こす病気です。初期では生活習慣の改善や、運動療法、薬物療法などの保存的治療で症状を軽くすることが出来ますが、骨の変形が進行した方には矯正骨切り術や人工関節置換術などの手術を行っています。
関節リウマチ
手足の関節が腫れて痛くなる病気です。
朝のこわばりが特徴的で、中年以降の女性に多く見られます。
内服薬による治療が中心になりますが、抗リウマチ薬による治療で十分な効果が得られない時には、生物学的製剤を導入しています。
治療方針の策定後は病診連携にてかかりつけ医に紹介させていただき治療を続けていただきます。関節の変形により日常生活が不自由になった方には、人工関節置換術などの手術をお勧めします。
スポーツ障害
発育期から高齢者まで、スポーツによるさまざまな障害(故障)や外傷(けが)があります。スポーツに対する注意点や指導をするとともに、手術が必要な時には、主に内視鏡(関節鏡)を用いた手術を行っています。
骨粗鬆症
日本には約1,000万人の患者さんがいると推定されています。高齢者や閉経後の女性に多くみられる他、関節リウマチなど病気に伴っても起こります。骨粗鬆症になると軽微な外傷で骨折を起こしたり腰痛の原因になりますので、最新の骨密度測定装置や血液検査で診断し治療方針の策定を行っています。治療方針の策定後は病診連携にてかかりつけ医に紹介させていただき治療を続けていただきます。
リハビリテーション
骨関節、脊椎の外傷や手術後のリハビリテーションには専門のPT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語療法士)が治療にあたります。
施設基準 運動器リハビリテーションⅠ
リハビリテーション科を御参照下さい。
手術
手術件数
2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | |
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手術実績 | 1,428件 | 1,378件 | 1,381件 |
業績

その他
受診時のお願い
整形外科・リウマチ科は、完全紹介予約制紹介状+予約です。
詳細につきましては診療体制のお知らせをご覧ください。
設備
MRI、CT、手術用顕微鏡、Metrix低侵襲ヘルニア摘出セット、外科用レントゲン透視装置
施設認定
- 日本整形外科学会専門医制度研修施設
- 日本手外科学会認定研修施設
- 日本リウマチ学会教育施設
人員
整形外科非常勤医師 3名
リハビリテーション科非常勤医師 1名
医療設備
MRI 2台
マルチCT 2台
ラジオアイソトープ
骨密度測定装置(全身)
筋電図
手術用顕微鏡など
医師・スタッフ
坂野 裕昭
副院長 手外科センター長
医師資格
日本整形外科学会整形外科専門医及び脊椎脊髄病認定医
日本手外科学会手外科専門医及び指導医
日本リハビリテーション医学会認定臨床医
日本体育協会公認スポーツドクター
義肢装具判定医
勝村 哲
部長
医師資格
日本整形外科学会整形外科専門医
日本救急医学会救急科専門医
日本手外科学会手外科専門医及び指導医
石井 克志
部長
医師資格
日本整形外科学会リウマチ医
日本整形外科学会整形外科専門医
日本リウマチ学会リウマチ専門医
日本リウマチ学会リウマチ指導医
日本人工関節学会認定医
増田 謙治
部長
医師資格
日本整形外科学会整形外科専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
臨床研修指導医
身体障害者福祉法第15条指定医
難病指定医
日本脊椎脊髄病学会指導医
佐原 輝
医長
医師資格
日本整形外科学会専門医
日本リウマチ学会リウマチ専門医
日本リウマチ学会リウマチ指導医
坂井 洋
高木 知香
医師資格
日本整形外科学会専門医
臼井 健人
医師資格
日本整形外科学会専門医
仁田原 千晃
佐藤 庸介
北野 高明
外来担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 |
佐藤 |
臼井 |
仁田原 |
佐原 |
勝村 |
午後 |
坂井 |
臼井 |
佐藤 |
仁田原 |
高木 |
完全紹介予約制とさせていただいております。