神奈川県平塚市追分9-11

TEL 0463-32-1950
endocrinology and metabolism

糖尿病内分泌代謝内科

休診案内

診療方針

糖尿病内分泌代謝内科では、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病やホルモンの病気である内分泌疾患を診療しています。

同じ病気でも病状は様々ですので、病態を正確に把握し個々の患者さんに合った治療法を提供します。生活習慣病は生涯にわたって治療を続けていく必要がありますので、治療方針が決まり病状が安定したら、かかりつけ医で治療を続けていただきます。

またわかりやすい言葉での説明をスタッフ一同心がけています。

主な対象疾患と診療内容

糖尿病・高血圧・脂質異常症

ライフスタイルの欧米化により、生活習慣病の患者数はどんどん増加しています。なかでも糖尿病は急増しており、厚生労働省の調査では国内の糖尿病患者数は男性で16%、女性で10%と推定されています(2014年国民健康・栄養調査結果)。血糖・血圧・脂質のコントロールが悪いと全身の血管にダメージが加わり、神経障害・網膜症・腎症・脳梗塞・心筋梗塞などといった様々な病気(=合併症)が進行していきます。

最近では、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)・がん・認知症とも関連があることがわかってきていますが、自覚症状は病状がかなり進行してからでないと出てきません。これらの合併症は患者さんの日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)を低下させるだけでなく、社会経済的活力や社会保障資源にも多大な影響を及ぼします。合併症予防のためには自覚症状が出る前から血糖コントロールを良好に維持することが必要です。

近年、糖尿病治療は目覚ましく進歩し、糖尿病薬は薬効別に注射薬が3種類、内服薬は7種類まで増えました。さらに持続的血糖モニタリング(CGM:フリースタイルリブレ2など)、インスリンポンプ(CSII)、持続血糖測定連動型インスリンポンプ(SAP)等、最新の医療機器も当院では使用可能であり、患者様の病状やライフスタイルにあった最適な治療法をご提案します。生活習慣の是正も欠かせない治療であり、皆様の療養生活を医師・看護師・栄養士・薬剤師・理学療法士・検査技師で構成している糖尿病診療チームがサポートします。

入院治療は目的に応じて、検査や教育のための入院、血糖コントロール改善のための入院、インスリン治療導入のための入院、ダイエット入院など様々なプログラムで対応しています。又、合併症が進行している場合は該当する科と連携して治療を行います。

内分泌疾患

内分泌疾患は甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)が最多ですが、下垂体・副甲状腺・副腎・性腺疾患や膵・消化管内分泌腫瘍(インスリノーマ、ガストリノーマなど)も診察しています。最近は人間ドックなどの画像検査で甲状腺や副腎の腫瘍性病変を偶然指摘される機会が増えています。ホルモン異常の有無などについて必要な検査を行い、治療方針を検討します。

また高血圧症の中には、副腎の病気など明らかな原因疾患が存在するものがあり(二次性高血圧症)、内分泌疾患による高血圧症が全高血圧患者の10%以上を占めるとも言われています。高血圧症の中でも特に若年発症や降圧薬を2-3剤服用しても血圧が下がらない方は、二次性高血圧症の検査を行い診断をつけます。

甲状腺センター

甲状腺・副甲状腺

甲状腺センターでは、橋本病・バセドウ病などの機能性疾患や良性・悪性の腫瘍性疾患をはじめとする甲状腺疾患、原発性および続発性(腎性)副甲状腺機能亢進症などの副甲状腺疾患の診療をしております。内科と外科が連携し、適切な治療を提供できるよう務めております。

的確な診断と治療

甲状腺・副甲状腺は内分泌臓器であり、内科的・外科的な様々な疾患が生じます。採血や画像診断(超音波、CT、シンチなど)を駆使して的確な診断を心がけております。

甲状腺機能の異常(橋本病・バセドウ病など)では、まずは内科的な内服治療を行いますが、内服治療で治療困難なバセドウ病については手術適応になる事もあります。

副甲状腺機能の異常の場合には軽度であれば経過観察も可能ですが、手術が第一選択となる場合もあります。手術が困難な場合には薬物療法を選択することもあります。

甲状腺腫瘍については、多くは良性腫瘍であり治療を必要としない場合もありますが、良悪性鑑別困難な場合も少なくありません。確定診断のために手術が必要になる場合もあり、当院では内分泌外科(甲状腺外科)専門医が担当いたします。悪性腫瘍に対しては、手術による根治性と、合併症の可能性やその後の生活への影響を考慮して手術範囲などの治療方針を決定いたします。手術時には詳細な説明と情報提供を常に心がけております。

甲状腺癌に対する治療戦略

甲状腺癌に対しては、その病状に合わせて適切な手術範囲を設定して手術を行います。葉切除(半分の切除)で根治手術が可能な場合もありますが、全摘が必要になる場合もあります。個々の病状にあわせ、適切な治療方針をご説明し、納得いただいた上で治療を行います。

進行甲状腺癌に対する治療

手術だけでは根治不可能な症例に対しては分子標的治療薬により治療を行います。以前は甲状腺癌に効果がある薬剤はほとんどみられませんでした。現在は分子標的治療薬が登場し、手術だけでは根治不能な甲状腺癌に対して奏効する治療薬がようやく使用できるようになりましたが、様々な副作用があり、専門的な知識を持って使用する必要があります。当院では内分泌外科(甲状腺外科)専門医が分子標的治療薬の特性を理解したうえで適切な治療法をご提供しております。

外来受診について

初診受付日時

  • 甲状腺:月曜から金曜の毎日 午前8:30~11:00
    (甲状腺外科に直接受診・ご紹介の場合は月・木曜日にご来院ください)
  • 医療機関からのご紹介の際は、原則的に当院医療連携室を通して外来受診予約をお取り頂いております。
    詳細は医療連携室をご覧ください。

医師・スタッフ

内田 諭 ウチダ サトル
科長

医師資格

日本内科学会総合内科専門医・指導医
内分泌代謝・糖尿病内科領域・指導医
日本糖尿病学会糖尿病専門医・指導医
日本内分泌学会専門医

吉澤 里佳 ヨシザワ リカ

木内 英美 キウチ エミ

笹岡 浩子 ササオカ ヒロコ

外来担当医表

午前

吉澤
木内

内田
笹岡

木内
内田

山口
吉澤

笹岡
澤井

午後

吉澤
木内

内田
笹岡

木内
内田

山口
吉澤

澤井予約のみ

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