睡眠時無呼吸外来
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)は睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。
一般的にSASの重症度は無呼吸低呼吸指数(Apnea Hypopnea Index:AHI)で表します。
AHIは睡眠1時間に10秒以上の無呼吸・低呼吸(浅い呼吸)の発生回数を示すものです。
AHIが5回以上認められるとSASと診断されます。
SASの主な症状
睡眠中に体が酸素欠乏状態になることで昼夜を問わず以下の症状が引き起こされます。
これらは睡眠の質を下げ、体の不調だけでなく命へのリスクを上げる可能性があります。
SASの合併症
無呼吸がない人と比べ以下の合併症になる可能性が高くなるといわれています。※1
外来のご案内
診療案内
睡眠時無呼吸外来
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
午前 |
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稲瀨 |
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小林 |
午後 | - | - |
小林 |
- | 結果説明のみ 14:30~ |
(稲瀨 直彦:男性、小林 亜紀子:女性)
診療時間:9:00~11:30・13:00~16:30 予約制
医療機関より紹介受診される場合には、病診連携室へ問い合わせ下さい
受診後の流れ
※1 条件を満たせば遠隔診療も行っています。(2~3カ月毎)
<簡易検査>
就寝時に腕時計のような機械を装着し、検査を行います。
基本的には病院より機械を貸し出し、自宅で行って頂きます。
<精密検査(ポリソムノグラフィー:PSG)> 検査費用:自己負担3割 約47,000円~
簡易検査の結果、異常が認められる場合などにこの検査を行います。
睡眠状態と呼吸状態を総合的に判定する検査で、一泊二日の入院が必要になります。
<治療開始>
・CPAP※2装置による無呼吸を抑える治療
※2 持続陽圧気道陽圧法(Continuous Positive Airway Pressure:CPAP)
・歯科による口腔内装置(マウスピース)作成
CPAP治療とは
睡眠時に鼻に取り付けた専用のマスクから気道に空気を送り込み、上気道に陽圧をかけ続けることにより無呼吸の発生を防ぎます。
重症の睡眠時無呼吸症候群の方は、健常者に比べ死亡率が高いと言われていますが、この治療を継続していくことでその死亡率を低下させることができます。
多職種でのサポート(当院外来の特徴)
専門の知識を持った臨床工学技士と医師が連携をとり、外来を行っています。
CPAP療法を開始した際は、臨床工学技士がデータ説明、機器の相談の後に医師の診察を受けて頂いています。