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私たちが大切にしている看護

患者・家族に関心を寄せ、寄り添い、信頼関係を築くこと。
ここでは、そんな当院の看護師が大切にしている看護について、事例を基にご紹介いたします。

 私は「看護とは人間を人間らしく生かし、人間らしく死ぬ事をサポートする役割」という言葉を大切にしています。
 救命からセンター病棟勤務を経てがん看護まで経験しましたが、患者さんの人生史に触れ、生活に根差した回復と看取りこそが看護師にしか出来ない事と考えます。技術的なケアの先にあるのは、何気ない対話のやり取りから「その人らしさ」を支え伴走していく力だと思います。
 身寄りのない死期を悟った患者さんと夕暮れの富士山を眺めながら無言の時を過ごした時、「ありがとう、君との日々の語らいや看護は僕が生きていた事を実感できる時間だった。」という言葉を貰えた場面がありました。どんなに世の中が変化し、テクノロジーが進化しても、患者さんの生活に根差したケアは不可欠だと思った瞬間でもありました。キャリアの中で、当院で経験出来た看護が私を作り、仕事に取り組める原動力はこの経験と学びがあったからです。

Oさん 21年目看護師

2026年02月16日

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