
専門看護師
専門看護分野の専門性を発揮しながら「実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究」の6つの役割を果たすべく、患者・家族に起きている問題を総合的に捉えて判断する力と広い視野を持って、施設全体や地域の看護の質向上に努めています。当院では、2名の専門看護師が活躍しています。(2025年4月現在)

慢性疾患看護専門看護師 Fさん
専門看護師には「実践」「相談」「調整」「倫理調整」「教育」「研究」の6つの役割があります。私は2022年に日本看護協会より慢性疾患看護専門看護師に認定されました。糖尿病看護相談外来やフットケア外来の他、倫理の研修担当や事例検討会にも参加しています。また院内で看護研究を行うナースのサポートもしています。院内だけではなく地域の方々と一緒に、慢性の病をもちながらその人らしくいられる日々を支えられるよう邁進していきたいと思います。
認定看護師
各認定分野に関連する部署に配置され、認定看護師として「実践・指導・相談」の役割を果たすべく日々努力しています。各々の認定看護師が、専門性を活かし多くの医療チームと協働することで、質の高い看護を提供しています。当院では、11分野13名の認定看護師が活躍しています。(2025年4月現在)

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 Sさん
脳卒中は麻痺など日常生活行動に影響を与える後遺症を残すことが多い疾患です。そんな患者さんやご家族を支えていくために、より専門的な知識・技術を身につけ病棟全体に広めたいと思い、認定看護師を目指しました。現在は脳卒中看護の実践・指導だけでなく、院内全体に向けて窒息誤嚥予防の取り組み、地域の医療者の方々に向けての勉強会なども実施し、看護のやりがいや楽しさも伝えられるよう活動しています。

認知症看護認定看護師 Hさん
通院や入院することはその方の人生の一部です。入院による生活環境の変化は、戸惑いを生じる可能性があります。だからこそ、その方と医療者のみえている世界が違うこと、行動には必ず理由や意味があること、困りごとを理解し、その方の「持っている力」「その人らしさ」を活かせるような「快のケア」を考えていきたいと思います。
特定行為に関わる看護師
特定行為は、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされる38行為について、診療の補助として看護師が手順書に基づき実施する行為をいいます。これにより、患者さんに必要な医療をタイムリーかつ迅速に提供することができます。当院では、4名の特定行為看護師が活躍しています。(2025年4月現在)

クリティカルケア認定看護師 Oさん
「認定看護師のやりがいは何ですか?」と色々な方に聞かれます。私は緊急度・重症度が高い患者様が対象の認定領域であり、看護介入方法や学習方法に難渋しているスタッフから相談を受けることがあります。問題に対する解決策をスタッフと共に考え、それがうまく行った時の嬉しさや喜びを共有する。ここに認定看護師としてのやりがいを感じています。いつでも声を掛けやすいように笑顔をモットーとしています。
周麻酔期看護師
周麻酔期看護師は、麻酔科医と協働して患者の麻酔管理を実施する看護師で、周麻酔期医療の安全と質の保障、さらに向上を目指す存在です。術中の麻酔管理だけではなく、術前外来や術後疼痛管理など、幅広く活躍しています。

周麻酔期看護師 Iさん
手術室看護師として長年勤務していく中で、不安を抱えながら手術を待つ患者さんに看護師としてできることはないかを考え、周麻酔期看護師を目指しました。手術を受ける患者さんの不安や手術後の痛みを軽減できるよう、麻酔科医師とともに麻酔管理や手術後の痛みのコントロールなどの活動をしています。患者さんの苦痛が軽減された時の表情や言葉を聞くたびにやりがいを感じています。