新人教育

内科系と外科系など特徴の異なる部署を1ヵ月ずつ、計２部署をローテーションしてから、自分の希望する分野を選択し固定配置となる体制です。 ローテーションすることで、幅広い看護場面を経験することができるとともに、多くの先輩看護師や患者・家族との出会いにもつながります。数日間から2週間の短期間で回るシステムとは異なり、1か月期間があるため、その部署の看護や業務等を深く知ることができます。

エルダー制は決まった相談相手を配置し、仕事の仕方、学習方法、悩みごとなどの精神面、生活など広範囲にわたり相談や支援を行う体制とされ、当院では卒後２･３年目看護師がその役割を担っています。新人看護師にとって一番近い存在の先輩が役割を担うことで、精神的な支えとなることができるとともに、お互いの成長にもつながります。

部署においては、ベッドサイドの実践をサポートしてくれる実地指導者や日々のフォローナースらが中心となり、主任看護師、師長らと共に、部署の先輩看護師全員で新人看護師の日常の実践をサポートしています。
新人看護師は初めて社会人となり多くの課題に直面していきます。メンタルサポートは欠かせません。臨床心理士、部署、教育担当室、看護管理室など病院全体で連携しながら新人看護師をサポートしています。
このようにして、病院全体で新人が自ら育っていく過程を見守っています。