私が看護をするうえで心がけていることは、「病室は患者さんの生活の場・空間である」ということです。以前の私は、当たり前のようにカーテンを開け、患者さんの空間に入り込んでいました。心のどこかに、"看護師だし、ケアをするのだから良いだろう"という独りよがりな気持ちがあったのだと思います。そんなある時、そのことが原因で患者さんに不快な思いをさせてしまい、お叱りを受けました。ハッとさせられました。こんな当たり前のことを忘れていたのかと...。自分が情けなくなるとともに、改めて自問する機会となりました。カーテン1枚で仕切られているだけかもしれません。でも、その空間こそが患者さんにとっては"家"なのです。今後も患者さんから頂いた貴重な学びを大切にしていきたいです。
Cさん 17年目看護師
2025年03月24日