脳卒中センター脳卒中は緊急性の高い疾患です。"Time is Brain"とも言われ、より早く、より専門性の高い治療を受けることができれば、回復する可能性はより高くなります。 |
当院は、全国でも比較的早期の平成14年度に脳卒中センターを開設し、24時間365日脳卒中受け入れ体制を整えました。救急隊との間には脳卒中ホットラインを設け、近隣の医療機関からの脳卒中患者の受け入れも迅速に行えるようにしています。
随時、CT・MRI・脳血管撮影実施可能で、適応症例には急性期血栓溶解療法(tPA療法)、血管内手術、脳神経外科手術などを積極的に行っています。2022年は計888人(うち脳卒中625人)の入院症例があり、脳梗塞365例中35例に血栓溶解療法(tPA療法)を施行し、tPAを行えない患者さんや無効であった患者さんには、血管内治療(29例)による血栓除去を積極的に行いました。
入院時から専門的なチーム治療を行っており、脳神経内科医、脳神経外科医が中心となり、看護師、リハビリスタッフ(PT、OT、ST)、薬剤師、栄養士、医療ソーシャルワーカー(MSW)とともに患者中心の医療を進めていきます。
また、脳卒中は回復期(発症後数ヶ月)のリハビリテーションが重要です。脳卒中地域連携により回復期リハビリ病院との強い連携が保たれており、最大限の機能回復を得るためスムースな転院が可能です。
診療体制・実績
ハイケアユニット(HCU)21床 急性期一般病床 43床
脳神経内科医 5名 脳神経外科医 4名
理学療法士 10名 作業療法士 5名 言語聴覚士 3名 薬剤師1名
MSW 5名
例数 | 2022年(1/1~12/31) |
入院総数 | 888 |
《うち脳卒中患者数》 | 625 |
【内訳】 | |
脳梗塞 | 365 |
《tPA療法 / 血栓回収術》 | 《35 / 29》 |
脳出血 | 139 |
くも膜下出血 | 32 |