新人看護師が成長できるための環境づくりの一つとして、周囲の皆さまから気軽に声をかけていただけるように、新人看護師は1年間、職員証に「四つ葉のクローバー」のチャームをつけて患者さんと向き合います。
四つ葉のクローバーは
内科系と外科系など特徴の異なる部署を1ヵ月ずつ、計2部署をローテーションしてから自分の希望する分野を選択し固定配置となる体制です。 ローテーションすることで、幅広い看護場面を経験することができます。また、多くの先輩看護師や患者・家族との出会いもあります。多くの先輩看護師達のサポートを受けながら「エビデンスに基づいた実践力」「患者・家族の視点に立った看護実践力」が育まれていきます。
新人が受け持つ患者の人数は、まずは1人からです。ローテーション期間中と固定配置のいずれも、日勤、夜勤を問わず、新人の看護実践能力や患者の状況を踏まえた上で、“質”と“量”を考慮して受け持ち患者を決定していきます。
夜勤の人数配置については、ローテーション中はもちろん固定配置となってからの数カ月間は、通常の勤務人数に新人を加えた人数配置(+1配置)としています。+1配置を外して夜勤の独り立ちをするのは10月から12月を目安にしています。夜勤の1回目はシャドーイングです。ピッタリと先輩について夜間の患者理解と夜間に実施されている看護実践を学びます。
新人看護師の配属部署では、わからないことや悩みなどを何でも相談できるエルダーナースや、ベッドサイドの実践をサポートしてくれる実地指導者や日々のフォローナースらが中心となって、主任看護師、師長らと共に、部署の先輩看護師全員で新人看護師の日常の実践をサポートしています。
新人看護師は初めて社会人となり多くの課題に直面していきます。メンタルサポートは欠かせません。臨床心理士、部署、教育担当室、看護管理室、病院全体、出身校の教員とも連携しながらサポートしています。
このようにして、病院全体で新人が自ら育っていく過程を見守っています。
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