研修責任者から

当院は地域医療支援病院として質の高い救急医療とがん診療を中心とした高度専門医療に力を注いでいます。救急センター、脳卒中センター、心臓センターは24時間体制で活動しており、年間約5,000件の救急車を受け入れています。平成24年4月からは神奈川県がん診療連携指定病院となりました。プライマリーケアから重症例まで、豊富な臨床例に繰り返しfirst touchであたることで、実りある研修になったと先輩達からも評価を受けています。 「鉄は熱いうちに打て」といいます。将来の専門領域はともかく、この2年間で臨床医としての土台を作る訳ですから、病院の選択にも力が入るところでしょう。平塚共済病院は総合病院としては中規模ですが、各診療科や診療部門との垣根が低く、チームワークがいいのが特徴です。基本的には2か月単位で各科をローテ―トとしますが、数か月も働いていると院内の多くの人と顔見知りになります。事務部門も親身にサポートしてくれるので、大きなファミリーの中で仕事をしている感じです。平塚は湘南の温暖な地で、大都会も近いのに地方都市的な快適さがあります。内科、外科を中心に豊富な指導医を揃えて、皆さんの参加をお待ちしております。
稲瀨 直彦
プログラム責任者・先輩から
臨床研修指導責任者からのメッセージ 麻酔科・渡邊美佳先生
初期研修の2年間は、これから長い間、医師として活躍していくため大切な礎の期間です。医師として身につけるべき基本的な手技や患者さんの診察方法、カルテの記載などから各診療科の専門的な知識の一端まで、当院の研修では幅広く各科のスタッフが関わってくれます。年間約30回に及ぶミニレクチャーも研修医の皆さんには好評です。また、2020年からの研修プログラムの変更にもいち早く対応して総合外来の診療も開始しています。2019年からはメンター制度を採用し、ストレスの多い医師の仕事の内面からのサポートも行っています。
富士山を眺めながら湘南の爽やかな風のもとでの初期研修は必ずや有意義なものになると思います。
平塚共済病院での研修生活について
初期研修医2年目:S.S 出身大学:群馬大学
管理型のプログラムで入職し、2年目を迎えました。
当院は内科、外科ともに診療科がそろっており、志望科にかかわらず様々な症例や手技を経験することができます。
特に救急での研修では研修医が主体となってファーストタッチを経験できるため、自ら考え対応をする力が身につけられます。指導医の先生方からのフィードバックの機会も豊富であり、一つ一つの症例や手技経験から多くの学びを得ることができます。指導医の先生方のみならず、コメディカルの皆さまも研修医に対して温かくご指導してくださるかたがとても多く、私自身この1年間で大きく成長することができたと感じております。
1学年の人数はたすき掛けの研修医を含めて11人であり、出身地や大学も様々です。協調性に長けつつも、自分の目標に向かい努力している人が多いと感じております。研修生活での悩みや忙しい当直をともに乗り越える心強い仲間と出会えた点も、当院を選んで良かった理由の一つです。
少しでもご興味を持っていただけた方は、是非お気軽に見学にいらしてみてください。
初期研修医2年目:M.R 出身大学:新潟大学
平塚共済病院での研修も2年目に入り、振り返ると非常に充実した時間を過ごしていると感じます。当院は中規模の総合病院でありながら、救急医療から専門診療まで幅広くカバーしており、研修医として多彩な症例に触れることができます。特に救急外来では、研修医がfirst touchを担当し、問診・身体診察・検査オーダー・方針の立案まで主体的に関与します。最初は緊張もありましたが、上級医の先生方が丁寧に指導してくださり、日々成長を実感できています。
研修の中では手技の機会にも恵まれており、CVや腰椎穿刺など、基本的な手技を繰り返し経験することができました。また、月に2〜3回のペースで開催されるミニレクチャーも内容が実践的で、現場に直結する知識を効率よく学べます。
何より印象的なのは、病院全体の雰囲気の良さです。診療科間の連携がスムーズで、スタッフ全員が研修医の成長をサポートしようという姿勢にあふれています。医局の垣根が低く、どの科の先生にも相談しやすい環境が整っているのも魅力の一つです。
湘南の温暖な気候と、適度に都市と自然が調和した平塚という土地も生活する上で快適です。病院の周辺には海も近く、オフの時間もリフレッシュしながら過ごすことができます。
これから研修病院を選ぶ皆さんにとって、平塚共済病院は「しっかり学び、しっかり生活できる」理想的な環境だと思います。ぜひ一度見学にいらしてください。私たち研修医一同、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。